ここでは、英語とフランス語の関係の一面についてお話しします。
英語はすでにかなり使えるようになっていて、新たにフランス語を勉強しようとする方に、ぜひお勧めしたいことがあります。それは、できるだけ日常的で身近な話題ではなく、少し難しめの抽象的な話題に触れることです。実例を見てみましょう。
■ まずは日常的な文
英語:There are dogs running around the house.
フランス語:Il y a des chiens courant autour de la maison.
どちらも「家の周囲を走っている犬たちがいる」という意味ですが、語順も単語もほとんど共通点がありません。
■ 次に、少し抽象的な文
英語:The problem of the effect of globalization is very serious.
フランス語:Le problème de l’effet de la globalisation est très sérieux.
こちらはどうでしょうか。英語とフランス語で「似た単語」が一気に増えたことが分かると思います。どちらも意味は「グローバリゼーションの影響の問題は、とても深刻だ。」です。
■ なぜ抽象語は英仏で似ているのか
実は、英語の語彙のうち 抽象概念・普遍概念を表す語の多くはフランス語(正確にはノルマン・フランス語)から移入されたもの です。
• -tion で終わる名詞
(nation, civilization, interpretation など)
• -ity で終わる名詞
(eternity, liberty, nationality など)
これらはほぼすべてフランス語・ラテン語起源です。
さらに、これらの語尾が英語の造語システムに完全に組み込まれた結果、globalization / globalisation のような比較的新しい語でも英仏でほぼ同形になります。
■ 結論:抽象的な話題ほど「英語 → フランス語」の類推が効く
そのため、ある程度高度な内容を表現する場合には、英語の単語からフランス語を類推すると非常に高い確率で当たります。あとは、
• 冠詞(le / la)
• 前置詞(de / à など)
• être(be動詞)の活用
といった基本文法を押さえれば、意外なほど「難しそうなフランス語」が言えてしまいます。
騙されたと思ってぜひ試してみてください。 驚くほど早く「フランス語ができる人」のふりができますよ。
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